今週のお題「読書の秋」
読書の秋
こんにちは。
読書の秋ですね。
今週のお題がまさしく「読書の秋」
これは書評ブログ()として意地を見せたいところ。
張り切って行きましょう!
秋の夜長は短編集だ!
さて、今回は秋の夜長に読みたい本。
僕は、短編集を読むことをお勧めしたい。
理由は一つ。
心地よくなったところで眠りにつける。
どういうことかと言いますと、
長編小説を読んでいると、ねむ〜くなってきても、「話の続きも気になる、、寝るタイミングが、、」となってしまいますよね。
でも、短編であればところどころ切りがつきます。
眠いなーと思ったところで心置き無くグググっと寝られる。最高じゃないですか。
傑作短編集を3つほど
さて、テンポよく紹介して行きます。
『望郷』 湊かなえ
湊かなえさんと言えばミステリーですね。
『告白』『高校入試』『Nのために』など、映像化された作品が多数あります。
『望郷』は、とある田舎の島を舞台にした短編ミステリーが集められています。
島に隠された秘密、陰謀、愛情をテーマにした作品が連なっており、ごく短い話の中に、湊かなえさんの技術、構成力のエッセンスが凝縮されています。
秋の夜長に至極のミステリーはいかがでしょう。
『ZOO 1』 乙一
続いて、天才・乙一の短編集。
文庫の裏には「分類不能の短編集」とありますが、僕もなんとかして上手いことカテゴリ分けしようとしましたが、いい言葉が思いつかない。ここはやはり「分類不能」という言葉に逃げさせてください。
とにかくヤバいのが「seven rooms」という作品。
これが、めちゃくちゃ怖い。
自分の体が底の方から震えるのがわかります。
怖くて寝れなくなってしまうことと、クセになってしまうことに注意です。
『旅のラゴス』 筒井康隆
こちらも言わずと知れた傑作ですね。
世界を股にかけるラゴスを主人公とした連作短編集です。
筒井康隆と言えば、SFです。
『旅のラゴス』も、壁抜けやテレポートなど超能力はあるわ、世界は砂漠ばかりで奴隷制もあるわ、一方で科学技術は発展しているわで忙しいです。あなたを異世界へといざなうことでしょう。
僕の個人的感想ですが、マヤ文明を思い出しました。
数千年前に滅んだ文化なのに、現代に引けを取らない水準の天体観測能力を持った文明。なぜ滅んだのか、どんな生活をしていたのかわかっていない民族です。
ひょっとしてひょっとすると、旅のラゴスに描かれるような生活をしていたんではないかなーと思いました。
まとめ
今回は、秋の夜長に読みたい傑作短編集をご紹介しました。
読書の秋、素敵な短編とともに心地よい夜をお過ごしください。