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本と時々デザインのこと

高校生の自分に読ませたい自己啓発本 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

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まあ今からでも遅くないけど

今週のお題「わたしがブログを書きたくなるとき」

 

三番勝負 最終回

さて、人気を博した三番勝負でしたが(お題にご参加いただいた方がた、本当にありがとうございます!)、今回が三回目、最終回、感動のフィナーレです。

 

とはいってもいつも通り。

肩の力を抜いたゆるい記事で、てながあしなが(id:bookpotate)を迎え撃ちます。

 

高校時代と自己啓発

ところで、今回のお題は「高校生の自分に読ませたい本

 

僕の高校時代と言えば、野球部の練習がほぼ全てを覆い尽くしているといっても過言ではありません。

そんなこんなで僕の青春は汗と泥に飲み込まれています。

 

僕の高校時代はそんな感じでしたが、人と話す機会は多かった。

部活内のミーティングは頻繁に行われていたし、文化祭などでは企画の中心に立つことも多かったので、他者の意見に触れることは比較的多かったんじゃないかと思います。

 

しかし、

それら他者の意見から自分がどれだけのものを得たかと聞かれると困ります。

今になって思いますが、当時は全く人の意見に耳を傾けることができていなかったからです。

 

また、自分の意見や気持ちがどれだけ相手に伝わっていたかも疑問です。

当時は、自分の意見が正しいと思い込むと、ついついそれを相手に押し付けるような言い方をしてしまっていたからです。

 

「批判こそ貴重」

「”正しさ”だけでは人の心は動かない」

今となっては体に染み込んでいることですが、あの頃は気が付いていなかった。

今日は、それらの大切なことに気が付かせてくれた本の紹介です。

 

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
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 聞いたことのある方、読んだことのある方もいるかもしれません。

 

現在この本は、大企業の新入社員研修で利用されはじめているのです。

その理由は後程。

 

小さな「箱」

ちょっと思い出してみてください。

最近、誰かの発言や行動に対してイラっとしたことはありませんか?

 

「なんでこんな簡単なこともできないんだ」

「この場面でこんなこと言うなんてどういう神経してるんだ」

 

...誰しもあることですよね?

 

そのときの自分の状況、どうですか?

自分の意見が絶対、確実に正しい と思っていなかったですか?

 

 簡単にいうと、それが「箱」に入った状態。

自分を正当化しようとして、自分の良いところや相手の悪いところばかりに注目する状態です。

 

本の内容

主人公はビジネスマン。

営業成績こそ優秀だが、なかなかキャリアアップができない。

上司によると理由は、周囲との連携にあるという。

周囲に足を引っ張られていると感じた主人公は転職するも、そちらでも壁にぶち当たる。

 

しかし、その会社にはコミュニケーションの名人である社長がおり、主人公は社長から、特別レッスンを受けることになる。

 

「箱」の中

あなたが「箱」の中にいるとき、

 

・他人を変えようとする

・その場から逃げる

・コミュニケーションをとろうとする

・自分の行動を変えようとする

 

これらのことをしても 無駄 です。

むしろ逆効果にすらなる。

 

「箱」に入った人から、一方的に何かを言われたりやられたりすると、された側も腹が立って自己肯定(「箱」に入る)をしてしまうからです。

 

先ほど、この本が新入社員の研修で使われていると言いました。

なぜなら、「箱」の中にいる人は他人と協力してよりよいものを作っていくことができない。

「箱」の中にいる状態でいくら時間を重ねても無駄になってしまうからです。

下手をすれば周囲に悪影響すら与えかねない。

組織の中に「箱」に入った人物がいると、組織全体の成長が鈍くなってしまうのです。

 

脱出方法

では、どうしたらその「箱」から脱出できるのか。

 

まず第一歩は、

自分が「箱」に入っていることを自覚することです。

 

相手にイラっとしたとき、つい自分を正当化しようとしてしまったとき

「待て待て」と冷静になって、自分が「箱」に入ってしまってないかを見つめましょう。

 

また、

たとえ相手が聞く耳を持っていなかったとしても、自分まで「箱」に入ってはいけない。

「箱」に入りそうな自分を自覚して踏みとどまってください。

 

本の中では、他にもいろんな方法、考え方が紹介されています。

続きは是非、みなさん自身に読んでいただきたいです。

 

まとめ

「高校生の自分に読ませたい本」

今までみたいにふざけた感じで書こうかと思ったんですが(野球の指南書とか)、ちょっと趣向を変えて真面目に書いてみました。

この僕が真面目に書いてしまうほどオススメということです。

 

対戦記事↓

http://bookpotate.hatenablog.com/entry/2017/11/07/190000

 

今までの三番勝負↓

www.raku-book.com

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マイお題

今回も、マイお題作成いたしました!

お題「高校生の自分に読ませたい本」

前回何名か飛び入り参加していただき、とても嬉しかったです。

企画を面白いと思っていただいた方、記事のネタが無くて困っている方、是非とも利用してください!大歓迎です!!

 

〈前回のお題も募集中!〉

お題「トイレ本」