楽 books -大学生の書評ブログ-

2017年7月から、はてなブログで書評を書き始めました。書評と言っても本の紹介や読書に関する日常程度です。

愉快!痛快!『三匹のおっさん』 有川浩

 f:id:raku-book:20171006205942j:image

ぬくもりと恋

 

100年時代の人生戦略

100年時代の人生戦略」どこかで聞いたことのあるキャッチコピーですね。ビジネスマン必携の一冊となっているあの本です。僕は未だ読んでいませんが。

寿命が100歳近くなるこれからの時代において、定年してからもまだ40年近く人生がある。そこを含めどう生きるか。という内容らしい。

今回紹介する小説は、そんな定年後の余生を悪を砕き弱きを助けることに捧げた、三人の男達の物語です。

 

『三匹のおっさん』 有川浩

三匹のおっさん (文春文庫)

三匹のおっさん (文春文庫)

 

以前二日酔いになりながらも執念で読み進めた小説です。

raku-book.hatenablog.com

少し長めですが、第1話から第6話まで、1話完結型の小説だったので、楽しみながら少しずつ読みました。

 

内容

定年を迎え定年退職した清田清一は、周囲からの「おじいちゃん」のレッテルに耐えられない。ちょうど同じようなことで不満を抱えていた幼馴染で飲み仲間の重雄、則夫とともに、再び世の中で暴れまわることを画策する。

かつて「三匹の悪がき」と呼ばれた彼らは「三匹のおっさん」としてもう一度立ち上がる。

 

テレビ東京系でドラマ化もされています。

登場人物の関係図がわかりやすかったので引用させていただきます。

f:id:raku-book:20171006120135j:image

愛すべき登場人物たちに恐れ多くもコメントして行きます。

 

清田清一

剣道有段者で、長ものさえあれば敵を完膚なきまでに叩きのめす。一方で、長年連れだった良き妻・芳江と、できの悪い妻をもつ息子夫婦に悩まされる祖父でもある。

 

立花重雄

柔道をたしなみ、その辺の男なら二、三人はいっぺんに来ても倒してしまう。妻とのいざこざを抱えつつ、経営する居酒屋にて「三匹」の活動拠点を展開している。

 

有村則夫

体格は小さいが、頭脳で三匹を支える司令塔にして最強の後衛。一番危険なおっさん、とも呼ばれるが何が危険かはその目で確かめてほしい。娘の早苗を溺愛している。

 

清田祐希

清一の孫。両親(特に母親)のみっともない姿に辟易する。見た目は派手だが中身は意外としっかりしている。

 

有村早苗

則夫の年の離れた娘。幼い頃に母を失い、家事から家計の管理まで丁寧にこなす。ある時間をきっかけに祐希と知り合うことになり...。

 

とにかく第五話だけ読んでほしい

「おっさん達の勧善懲悪ものなんて、ありきたりで面白くなさそう...」

そう思っているそこのあなた!僕もはじめはそう思っていました。

 

男は黙って第五話まで読んでください。

いっそ、第五話だけ読んでも構いません。

 

大事なことなのでもう一度言います。

第五話だけでも読んでください。

 

スリルも興奮も薄い軽い小説だと見くびっていませんか?

五話の最後で、失神しますよ?

 

一体五話に何が起こるのか。気になるでしょう?じゃあ読めばいいんです。

ややもすると書きすぎてネタバレしてしまう。それは僕のポリシーに反するので今日はこのくらいにしておいてやります。